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2006年2月 2日 (木)

陽は沈み、偽りの月が昇る。

朝から歩き多くのアップダウンもこなした僕らは、たっぷり汗をかいた事もありまずシャワーを浴びたかったのだが、疲れた体はそのままだと今にも眠ってしまいそう。そこでまず用事を先に済ませる事に。

その用事とは何か?昨日ガイドに言われた、ベリーズ入国の用意である。まず僕ら日本人はビザが必要となるらしい。そしてそれには25米ドル相当の現金と写真が必要という事だった。まず街に出よう。

僕らが滞在していたフローレスは、(Gaboに教えてもらうまで気付かなかったが)実は湖の中の小さな島になっていて、街へ行くには橋を渡らなければいけない。現金も必要だったので、散歩がてら歩いて行く事にした。

まずホテルの近くでPhoto 24 hoursと書かれた店を見つけた。しかし写真屋はまだあるだろうしATMでお金を先におろしたい、という事でこれをパスして先へと進む。橋を渡っていると、湖に挟まれたその景色はとても綺麗だった。穏やかで静かな湖の島。フローレスというその美しい響きがとても似合っていたと思う。

街に出た僕らはまずATMへ。やる事がいくつかあったので手分けして一旦解散。グアテマラではそこまで使わないだろうからと、まず僕だけが現金を手に入れ3人でシェアする。精算は後日。その間にStitchは電話をかけKeaneはベリーズの入国情報をネットで確認。というのも、どうもベリーズ入国に写真は必要無いのでは、という意見が出てきたからなのだ。余計なお金は使わない方が良い。

現金を手に入れた僕がネットカフェへ行くと、情報がとても混乱していて良く分からないとの事。あるところでは写真が必要とあったり、あるところでは25米ドルではなく50米ドルだと書いてあったり。不安になった僕らは、とりあえず念の為に写真を撮る事にした。

色々と回ってみたのだが、どうも高い。一人4枚で40ケツァルはするようだ。まぁいい、とりあえずフローレスへ戻って近くで撮る事にしようと街を後にした。実は行ってみたい通りがフローレスにはあったのだ。

土産物屋が立ち並ぶその通りは、程よく民族衣装なども売っていて魅力的だった。どうせ写真は24時間だし、と夢中になって眺めていると、Keaneがぼそりと一言。24時間でフィルムからプリントできるという事では?・・・ダーッシュ!

店で聞いてみると、案の定写真の撮影はやっておらず現像とプリントのみだという。まずい、急がねば!もうすぐ日が暮れてまう!!街まで戻るのに、もう悠長に歩いてなどいられない。僕らはタクシーを捕まえて街へと急行した。

写真屋に着いた僕らは、100ケツァルで撮ってもらえるよう交渉して撮影に臨んだのだが、背景をどうすればいいかとの質問が。ビザ用だとどうなるんだろう。そしてサイズは?細かい事を一切聞いてなかった事に気付いた僕らは、質問の内容を紙に書いてもらい慌てて旅行代理店へ。この時点で6時23分、写真屋は7時で閉まってしまう。急ぐのだ!

・・・代理店閉まってるし。シャッターと鉄格子で完全武装してお出迎え。ひー。。。

とりあえず隣にあった系列のホテルで情報を聞いてみる。すると僕らのようにアメリカビザを持っていれば写真は必要が無いのでは、ただお金はやはり50米ドルかかるという話。ますます混乱して大パニック!まずは写真屋に戻ろう。

何を信じていいのか分からなかった僕らは、もう備えあれば憂いなしと写真をまずプリントしてもらう。お金に関しては、とりあえず明日50ドルと言われたら最悪の場合ガイドに間違った情報を教えられたからと立て替えさせるつもりで行こうと、このまま行く事にした。ケツァルが余ってもしょうがない。

フローレスへの帰りは、また歩いて橋を渡る事に。既に陽は沈んでいたが、まだ遠くの空は一部が赤く、そこから青、黒へのグラデーションがとても美しかった。その景色にようやくパニックもおさまり、レストランでこの度初のシーフードも食べ満足して眠りに就いた。明日、この旅行で最大のトラブルに遭遇するとも知らず、平和で満ち足りた眠りだった。

続く

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